乳酸菌の特性

乳酸菌の一日の摂取目安量は

乳酸菌は大変体に良いもので、健康には欠かせません。
だからといって、過剰に摂るのは良い事なのでしょうか?
ここでは乳酸菌は一日当たり、どの位を目安に摂れば良いのかを具体的に解説します。

乳酸菌の一日の摂取量は?

乳酸菌の一日の摂取量の目安はヨーグルト200gが推奨されており、朝・夕の食後に摂ると効果があります。
なぜ食後かというと、食事を食べた後の方が胃酸の分泌が弱くなるためです。
口から摂った乳酸菌は、胃酸で殆ど死んでしまいます。
ですので、食後に摂る事が効果的です。

死菌と生菌のそれぞれの働きとは?

口から摂取した乳酸菌のほとんどは、生きて腸まで届かず胃酸や、胆汁によって死んでしまいます。
死んでしまった乳酸菌の事を死菌といいます。
一方、少ないながらも生きて腸まで届く乳酸菌もおり、その乳酸菌の事を、生菌といいます。
この死菌と生菌にはそれぞれ大事な役割があります。
腸内には元々善玉菌・悪玉菌・日和菌の三種の腸内細菌が生息しています。
善玉菌は腸内環境を良くする腸内細菌、悪玉菌は腸内環境を悪くし、有害物質を作り出す腸内細菌、日和菌は善玉菌と悪玉菌の優勢な方に味方する腸内細菌です。
この腸内細菌に対し、死菌と生菌のぞれぞれの働きについてみてみましょう。

死菌の働き

・善玉菌のエサとなるため、善玉菌を増やす効果があります。
・悪玉菌が生み出す有害物質を死菌は吸着し、便として排出する働きをします。
・死菌が腸壁に刺激を与える事で免疫細胞が活性化し、免疫力が向上します。

生菌の働き

・腸内に長く居座り続ける強さを持っているので腸内環境を良くするために働き続けてくれます。
・ブドウ糖などの糖分を分解し乳酸を作り出す働きがあり、腸内環境を酸性にします。
・体内で有害物質を作り出す酸が苦手な悪玉菌を住みにくくし、善玉菌を助ける効果があります。
・元々腸内に生息している善玉菌と共に酸を作り、腸のぜん動運動を促します。

このように、死菌と生菌には大切な役割があり、死菌は免疫力の向上、生菌には腸内環境の改善や、悪玉菌を減少させるなどの効果があるのです。

乳酸菌の摂り過ぎに要注意な理由とは?

乳酸菌の一日の目安がヨーグルト200gと推奨されているのには理由があります。
確かに乳酸菌は体に非常に良いものですので、過剰に摂取しても問題はありません。
ですが、ヨーグルトには加糖のヨーグルトや、果物入りのヨーグルトなど、脂質やエネルギーの元になるものも含まれているので、食べ過ぎは太る原因にもなってしまうからです。
乳酸菌を摂取するには、適切な量を毎日続けて摂る事が一番大切なのです。

ヨーグルトから摂った乳酸菌はほとんど死んでしまいますが、だからといって役目を果たしていないわけではないのです。
死菌でも腸内で大切な役割があるのです。
やはり、乳酸菌を摂るには適切な量で毎日摂る事がポイントとなるのです。

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