乳酸菌はどうやって発見された?
今話題の乳酸菌は様々な研究によって新しい乳酸菌がどんどん開発されており、人間の健康維持に大変役立っています。
ではこの乳酸菌はいつ、どのように発見されたのか?をこれから乳酸菌の歴史についてひも解いてみましょう。
乳酸菌の第一発見者とは?
乳酸菌は様々な発酵食品に含まれていますが、この乳酸菌を最初に発見したのは、オランダのレーウェンフック(1632-1723)という研究者によって発見されました。レーウェンフックは研究の一環として、自分で簡単な顕微鏡作り、身の回りの様々な微生物を研究していた際、この乳酸菌を発見しました。
乳酸菌の研究をした主な科学者達とは?
では、本格的に乳酸菌の研究をし、発見した4人の科学者達をご紹介します。1.ルイ・パスツール(1822-1895)
最初に乳酸菌の研究や分析をしたのは、レーウェンフックではなく、フランスの科学者、ルイ・パスツールです。彼は長年、発酵や腐敗が微生物の力でされていて、この微生物が他の生物と同じ様に、増殖や死滅を伴う事を証明した人物で、パスツールによって微生物学が開発されました。
パスツールが初めて研究をおこなったのは、150年程前になります。
2.ティシエ
1899年にパスツールの研究所で働いていた、ティシエが母乳育児の赤ちゃんの便からビフィズス菌を発見しました。3.ロベルト・コッホ(1843-1910)
ドイツ医師、ロベルト・コッホは細胞の分離に欠かせない確実な方法の「平板培養法」を考案して確率した科学者です。コッホは今までの細菌の培養法とは異なる方法で、固形培地に細菌の集落を作らせる方法を確率させた、細菌研究者の第一人者です。
彼によって、コレラなどの伝染病の病原菌が発見されました。
4.イニア・メチニコフ(1845-1916)
イニア・メチニコフがブルガリア菌を最初に発見した動物学者です。彼がブルガリア地方を旅していた時に、ブルガリア人の長寿の秘訣であるのが、このブルガリアで常食とされていたブルガリアヨーグルトだと考え「不老長寿説」を唱えた人物です。
彼によってヨーグルトがヨーロッパに広まり、発酵乳の栄養などの研究を促進するきっかけになりました。
乳酸菌の歴史は古く、様々な研究者達が発見した菌である
いかがでしたか?乳酸菌は1600年代頃に発見され、1800年代でパスツールによって研究されてきました。パスツールが開拓した微生物学をコッホなどの研究により、次々と細菌が発見されたのです。
今私達が健康でいられるのはこの研究者達のおかげなのです。