加熱したら乳酸菌は死滅する?
ヨーグルトの食べ方でホットヨーグルトが今注目されています。
これはヨーグルトを温める事で内臓を冷やさず、栄養分吸収する事ができるからです。
ですがヨーグルトに入っている乳酸菌は温度に強いのでしょうか?ここではヨーグルトを加熱する事で乳酸菌の状態と効果について調べてみました。
乳酸菌は熱に弱い?乳酸菌の適正温度とは?
乳酸菌には適正温度があります。この適正温度を知る事でホットヨーグルトを効果的に摂る事ができます。
では乳酸菌の温度体制について見てみましょう。
40℃・・・乳酸菌の適正温度・発酵しやすく、増殖しやすい温度です。
60℃・・・30分程で乳酸菌は死滅してしまいます。
100℃・・・乳酸菌は数秒で死滅します。
以上の事から乳酸菌に最も適正温度は40℃前後だということが分かりました。
ヨーグルトも40℃前後であれば温めても効果があります。
乳酸菌は死滅してしまうと効果がないの?
乳酸菌は死滅してしまうと効果がなくなるのでしょうか?実は乳酸菌には胃酸や温度によって死んでしまっても効果はなくなりません。その乳酸菌の事を「死菌」といい、対して腸まで届く乳酸菌の事を「生菌」といいます。
死菌とは胃酸や胆汁などで死んでしまう乳酸菌の事で、食物繊維と同じ働きがあり、腸内細菌の善玉菌といって、腸内環境を良くする腸内細菌です。
死菌は退治された悪玉菌を吸着し、便として体外へ排出する働きがあります。
一方、生菌とは生きたまま腸まで届く乳酸菌の事で、腸内に生息する腸内で有害物質を出す悪玉菌の増殖を減少する効果があります。
生菌のおかげで善玉菌が優勢となり、悪玉菌を退治します。
ホットヨーグルトを効果的に食べる方法とは?
ヨーグルトは40℃前後がもっとも乳酸菌の効果が出る温度です。手軽に乳酸菌の効果が得られるホットヨーグルトを作る方法はとても簡単です。
無糖のヨーグルトを1分温めるだけというもの。
そのままで食べにくいときは、はちみつなどを入れるのがおすすめです。
ホットヨーグルトには便秘改善だけでなく、肌荒れやダイエットにも効果があります。
乳酸菌の失敗しない選び方はこちら。